耳鼻咽喉科一般診療

耳の病気、難聴、めまい、耳鳴り、顔面神経麻痺、鼻の病気、のどの病気、アレルギー疾患(花粉症、喘息など)、嗅覚障害、味覚障害、首の病気、睡眠時無呼吸症候群、ピアスなど

耳鼻咽喉科の耳の病気

アレルギー舌下免疫療法

スギによる花粉症や、ダニによるアレルギー性鼻炎の方は舌下免疫療法による治療を受けることができます。この治療法は、アレルギーの原因であるアレルゲンを毎日少しずつ摂取することで、体をアレルゲンに慣らし、症状を和らげたり、根本的な体質改善を期待できる治療法です。現時点のデータでは約8割の患者さんに効果があったと言われています。

今のところ、スギとダニによるアレルギー性鼻炎だけが対象ですので、原因となるアレルゲンを確定する必要があります。スギかダニのアレルギー性鼻炎と確定したら、毎日舌下に治療薬を投与します。体質改善を目指した治療ですので、3から5年をめどに治療を続ける必要があります。比較的副作用は少ないですが、口の中のはれやかゆみがあることがあります。主に自宅で服用する治療ですので、治療に対する患者さんの理解が必要となります。心配や疑問があればしっかり質問してください。

※現在薬剤の不足によりスギ舌下免疫療法は開始していただけません。継続の方のみ可能です。

花粉症で苦しむ女性

トリクロリール酢酸下甲介化学剤手術

アレルギー性鼻炎や慢性鼻炎で、薬で鼻づまりが改善しにくい人におすすめの治療法です。鼻粘膜の縮小と変調を目的にした治療で、鼻づまりに効果があります。手術といっても実際には鼻に表面麻酔(注射をしない局所麻酔)をした上で、アレルギー反応の場となる鼻粘膜の一部(下甲介)にトリクロリール酢酸を塗るだけの処置です。外来で出血もなく麻酔時間を除けば数分で終了します。

トリクロリール酢酸は下甲介の粘膜を腐食させ、新しい粘膜を再生させる作用があります。その焼灼力が適度で、癒着が起こりにくいという良さもあります。重金属などは含んでいないので、ショックをおこす心配もなく、妊娠中の方や授乳中の人にも安心して使えます。レーザーに比べて腐食される粘膜の深さが浅く、繊毛の働きも2から3年で回復します。症状が最盛期に入る前に手術しておくと症状が出にくくなり、薬を減らすことが期待できる方法です。

耳鼻咽喉科の鼻の病気

Bスポット治療

Bスポット治療とは上咽頭(鼻の奥、のどちんこの裏側)のことです。上咽頭には扁桃という免疫機能を持つリンパ組織があります。呼吸して空気と一緒に入ってくるほこりや細菌が最初に出会う免疫機能に関係する場所なので、炎症を起こしやすく、後鼻漏やのどの奥の違和感の原因になります。ここに、収れん作用(タンパク質を変性させ組織や血管を収縮させる作用)のある塩化亜鉛を塗布する治療法です。治療により、後鼻漏、鼻づまりやのどの違和感が改善したという報告があります。

この治療は上咽頭の局部だけの治療法ですので、授乳中や妊娠中の方も安心して治療を受けることができます。

Bスポット治療は東京医科歯科大学耳鼻咽喉科の堀口申作名誉教授が提唱された治療法です。初回、炎症の強い人ほど痛みを感じるようです。炎症が治まるにつれ痛みは軽減していきます。Bスポット治療は万能ではありませんが、著効する場合があり、通常の治療で思うように改善が見られない場合は試してみる価値があると思います。

耳鼻咽喉科の喉の病気

補聴器相談

当院では補聴器認定技能士の方につなげて、専門家によるフィッティングをさせていただきます。

  • まず、外耳道や鼓膜の診察、聴力を測定します。
  • 補聴器の適応があり、装用を希望される場合は補聴器をご案内します。
  • 種々の補聴器の中から聴力に合う機種を選択し、フィッティングします。
  • フィッティングした補聴器を持ち帰り、普段の生活の中で試します。
  • フィッティングと試聴を繰り返します。
  • 購入を希望される場合はそのまま購入となります。
補聴器の相談

予防接種

予防接種は事前予約制です。接種を希望される方は事前にお問い合わせください。

当院で行える予防接種

  • インフルエンザ
  • 高齢者肺炎球菌
  • 風疹抗体検査、風疹

ムンプス(おたふくかぜ)、水痘(みずぼうそう)の任意接種を希望の方はその旨ご相談ください。

インフルエンザ予防接種

077-552-8711〒520-3024 滋賀県栗東市小柿7-5-10

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